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切削プレート
 
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特集記事

2年越しでついに実現!「無電解ニッケルメッキ」

2018年にリリースmeviy「板金部品」。
今回は4月に取扱いが開始された「無電解ニッケルメッキ」を含めた表面処理対応の開発秘話を、商品開発担当の松本さんに伺いました。
meviyはイノベイティブなサービスですが、開発部門ではとても泥臭く、またお客様の声に応えたい!という熱い男たちの戦いが繰り広げられていました。

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「開発」のキッカケは、お客さまの声!

 私の仕事は、meviy「板金部品」で取扱い可能な材質や加工種類を増やしていくことです。
お客様の求める材質や表面処理、形状は無数に存在しますが、取扱いをするからには「ミスミ」が自信をもって提供できないといけません。1つ1つにこだわりを持っているため簡単には増やせない。そのため「お客様の声」を最も重要視しています。

そのためには、多くの声をお伺いする必要があるため、とにかくお客様に会いに行きました!お客様には「開発なのに営業みたいだね(笑)」と言われたことも。
その中でお客様の声として特に多かったのが「無電解ニッケルメッキの取扱い」「メッキ処理品のサイズ拡大」でした。

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紆余曲折あって実現した「無電解ニッケルメッキ」

「無電解ニッケルメッキ」ですが、実はmeviy「板金部品」の当初段階では選択できていたものの、meviyの正式リリースするまでに外れてしまったものなんです。
理由は納期や対応サイズ、品質といった「確実な供給力」が不足していた為でした。
meviyで取扱っている商品は「ミスミ」がお客様に自信をもってお届けするものであり、お客様に満足いただけない可能性があるのなら取扱いできません。
そのため、惜しくも取り扱うメッキ処理から外した過去があります。

しかしmeviyが正式リリースされ、お客様にお話を伺うと、「無電解ニッケルメッキが欲しいです!」「あったらmeviy使います!」「ミスミがやってください!」という声をたくさんいただきました。
これはもう、どうにかするしかない!ってスイッチが入りましたね。

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去年の春頃から開発を開始。積年の想いが詰まっています!

 まずは、ミスミだけでは解決できないなら、サプライヤーさんにお願いできないか?と考え、協力していただけるサプライヤーさんを探すところから始めました。

実のところmeviyのサプライヤーさん探しは、西は鹿児島、東は青森まで長い時間を掛けて捜し歩いてました。延べ数百社に連絡させていただきましたが「meviy」の構想時は右も左もわからない状態。「よくわかんないわ!」「あんたら何者?」とか言われた事もありましたが、今となってはいい思い出です。

meviyへ協力してくれることになったサプライヤーさんたちとは何度も打合せをさせていただきました。お客様の声をサプライヤーさんに伝えるべく、一週間に何度も無電解ニッケルってオフィスで叫んでいました(笑)

そして「無電解ニッケルメッキ」や、「メッキ処理品の自動見積サイズ拡大」を実現していただけるサプライヤーさんが見つかって、開発が進められるぞ!ってなったのが、昨年の6月です。

このようにmeviyの開発は一筋縄では行きませんが、ようやく今年4月に提供を開始した「無電解ニッケルメッキ」と「メッキ処理品のサイズ拡大」は、自信をもって提供できる商品の一つですので、ぜひお客様には使っていただきたいですね。
嬉しいことに、今もたくさんお客様の声をいただいています!1つでも多くの声に応えていきます!

これからもmeviy「板金部品」で、取扱い可能な材質や加工種類をどんどん追加していきますので、ぜひ今後の「meviy」にも期待をして頂けたらと思います。

meviy 特集記事 一覧

第1回
2年越しでついに実現!「無電解ニッケルメッキ」
第2回
【製作事例vol.1】急ぎで製作が必要な試作品や、デモシステムで製作した板金部品を紹介